「ねね、気になるコメントかかれてるんだけど、何か知ってる?」
「へ?」
それはフレのサチコメに書かれていた。
“今までありがとう” 的な内容だったらしい。
私はインすると余裕がある時は挨拶テルをまわしてゆく、ちょっと変な人だ。
だがこの挨拶テル、フレリストからテルしていくので、サチコメはほとんど見ない。
だから気がつかなかった。
いったん落ちていたが慌ててインしなおして、即効テルする。
「どったの?」
「うん、辞めるの」
晴天の霹靂
もう、本当に、 ('-')な顔でモニターを見てる私。
ボーゼン。しかも装備かなりすでに売っ払っちまったらしい。
色んな言葉が出ては消えるが、全部上手く伝わるか定かでない言葉。
「んー‥‥プチ引退?」
「いんや、完全解約。」
さらに言葉を失くすセリフが飛んできた。
私は失語症のように口をパクパクさせるのみ。
いかん、ばかたれ。 文字での付き合いなんだから、文字打たないとなんもならんじゃないか。
「なんか引き取るよ」
「うん、選別にギル渡そうと思ってた」
「バカたれ! ギルじゃなくってアイテムくれ!!」
「あーちゃん、ずっと持ってるでしょ?w」
ばれてる('-')
荷物整理を邪魔しつつ、色々話す。
「何で?」と口走った。
「どうして辞めちゃうのよ!」と責めたわけではなく、
本当にそんな素振りもない、まさに青天の霹靂過ぎたから。
私の頭の中には疑問符しか浮かんでこないのだ。
「私の難解な日本語を理解し、かつ、つれて回ってくれる人が居なくなるのは痛いよ…」
「これからも出会いはいっぱいあるさ('Д')ノ」
うん。それは解る。
誰とでも初めて会った時、まだ私、こんな人と出会ってなかったんだっていっつも思う。
自分で世界狭めてるなって、ほんとに思う。
で・も・ね
それはそれ。これはこれ。
「辞めたくて辞めるわけじゃないから、だから、せめて笑って送っておくれ」
「辞めたくて辞められたなら、私だってすっげー辛いし悲しいよ。
でも、辞めたくてやめるんじゃないってわかってるから、見送れるんじゃん! バカ!」
「やばい、泣けてきた」
「当たり前だ!! 泣け! こん畜生!!!」
ばかやろーーーーー!!! 私が泣いてんだから、テメーも泣きやがれっっ!!!
いつも、私は見送る側で。
大体仲良くなった人とはほぼリアル付き合いがあったり、メールやりとりがあったりします。
ぶっちゃけ今回もそうなると思います(笑
だから縁が切れたわけではないのだけれど‥‥
「‥‥見送るのは‥‥いつも辛いね‥‥」
「‥‥うん‥‥」
そう言って、見送る側だけが辛い訳ではない事を噛み締めながら、
青空に走った雷を、当たり前のように受け止めるフリをして。
もし‥‥いつかこの空にパッと虹がかかったら、あの雷のおかげかな?と笑顔で言えるように。