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ドゥプッカ暗礁域探検 番外

このお話は、この間のドゥプッカ暗礁域探検の際に起こった事実と空想を混ぜております。
もちろんキャラクターはキャラクターとして誇張してますし、決してこの話の登場人物が、
名前も性格もすべてそのまんまというわけではありませんし、このアーシュがまんま私でもありません。
簡単に言ってしまえばフィクションです('-')b

要は、イラストかけたり、SS合成できる人が仲間の活躍したりする場面を遊びで作るように、
ちょこっとだけ、私も言葉遊びをしたかったのです。 ユルシテネw

時間がないので軽い一人称で。
まぁ、読みにくいのはなおんないww
 
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「北の骨NM!!」

 波しぶきのかかる岩場に崩れ落ちたインプを確認し、剣を収めながら私は言い放った。
 誰かの手記で見たから。骨のNM…ノートリアルモンスターがこのドゥプッカ島の奥にいると。
 ドロップ品は‥‥なんだったかなぁ…はっきりとは思い出せないが、少し欲しかった物のはず。
 私の突然の駄々に、険しい眉を一層険しくひそめる暗黒騎士のR。目を丸くしながら、駄々にも真剣に検討する戦士のなお。ラミア討伐に呼ばれ、かき集められただけなのに、思わぬぶっつけ討伐の提案にお互いの顔を見合う仲間達。
 ドゥプッカのねっとりとした潮風が、呼吸と共に肺の奥底にとどまる。
 ‥‥そんなの解ってるわよ。わがままなことぐらい。でも、こんな場所にこの人数で探索なんてめったに出来るわけじゃないし、だめもとで言ってもいいじゃん。
 ちらりとRを見ると、露骨にギロリと睨まれた。和をもってよしとする彼にとって、私の行動はいつも癪に障るらしい。
 どんどん、心細くなる。
「いいんじゃね? どうせ奥まで行ったことねーんだし?」
 少し退屈そうに準備運動をしていた忍者Sがそういった。
 顎に指を軽く当て、不適にニタリと笑うエルバーン。‥‥何人たらしこんだんだろう、この男。
「うん、そうだね。ラミア19の出現までまだ時間はあることだし」
 霧の濃い‥‥いや、不思議な呪いのようなものがかかったこの島では、時間を光の体感で計ることは出来ない。
 なおは何度となく懐中時計で時間を確認してそう言った。
「ほんと!? ありがとう!」
「ただ、ラミア討伐で召集をかけた人たちばかりだからさ、この先の保障はまずない訳だし、
正直につらい人は抜けてもらおう。」
 うんうんと、私は首を縦に振る。
 ほんとの所はね、私、こう見えても小心者なんだよ。こうやって、何かに便乗しないと自分のやりたいことって中々言えない。エルフレの竜に『欲しい物とか、試してみたいこととか、みんなに言っとけよ? いわねーとわかんないんだから』──なんて釘を挿されるけれど、それって結構勇気がいる。
 ‥‥まぁ、こんなところでわがままを言ってたら、元も子もない気がするんだけど。
 なおの言葉に、1人、又1人と抜けてゆく。時間も時間だし仕方がない。
 デジョン2で1人1人街へと送迎しているふーさんなんて、生あくびだ。
「俺も抜けていい? 寝ぼけてファイガ誤爆するよ?」
 送迎し終えた後、むにゃむにゃと口ひげを動かして挙手するふー。やっぱり限界だったようだ。
「んー、そうだねあんまり辛いな‥‥」
「だめ! だめだめ!」
「んなぁ!?」
「唯一の黒魔道士がいなくなったら、火力がなくなるじゃん。だめよ!」
 私の言葉にふーさんは金魚のように、口をパクパクし始めた。
「おまぇ、他の帰っていいといった奴と、俺の扱いが違いすぎやしないか?」
「ふーさんは私の執事でしょ! 私に仕えるのが仕事じゃない?」
 時々、ふーさんは私のゴッコ遊びに付き合ってくれ、「じぃ」「お嬢様」なんて言い合って遊ぶ時がある。それを真剣な会話中出すのはずるい手だと解っているが‥‥
 ふーさんはパクパクしていた口を真一文字に結ぶと、奥歯で苦虫を噛んだ顔をして目を閉じた。
 それを見て双子の白魔道士レインとイブはお互いの顔を見合わせ「ぷっ」と、その綺麗な顔に微笑を作る。
 Rなんて露骨にあきれてそっぽ向いた。別に冗談の通じない貴方にはしませんよーだ。
「きまった? 決まったんならさっさと行こう。NMだろうがなんだろうが、俺に任せてればいいよ」
 手持ち無沙汰に、希少価値の高い剣であるジュワユースとエンハンスソードを振り回し、ヒュムの奏がふてぶてしく言う。
 私と同じ赤魔道士と思えない動きをする自称“赤魔剣士”。ただ言うだけの実力はあり、その破天荒さも大口も、愛すべきキャラクターとしてみんなも受け入れている。
「僕に任せていればいいのですよ〜」
 奏の足元にじゃれついていたタルタルのシルが、まねてそう言う。
「えーい、まねるなうっとうしいっ」
 奏は太ももを抱えようとするシルくんを軽く蹴り上げる真似をするが、シルくんの方はというと、そんなことは気にも留めず彼の足に手を伸ばす。
 奏はいつもシルくんを無下に扱っているように見えるが、実は難癖つけて装備を買い与えてやったり、魔法を打つタイミングを伝授してあげたりと、気にかけており、シルくんとしてもそれが余計にうれしいらしい。
 二人を見て和んだのは私だけではないようで、獣使いのエミも、シルくんから視線を上げ、私と目が合った瞬間、同意するようにニコリとその唇を上品に挙げた。
 ‥‥エルバーンはホント、同じ世界の生き物じゃない気がする。女神様はなんと不公平に作ったものか。
 ふと辺りを見ると、知った仲間から少し距離を置いて立っていた、小十郎とウエインの二人の忍を見つけ、慌てて駆け寄る。
 ラミア討伐ですら何も告げられずに、慌てて召集された仲間だ。
 呼ばれて無理難題をふっかけられ、その上孤立なんて招いたら、私は彼らに顔向けが出来ない。
 心の中で少しぐるぐるしながら、私は媚を売るように、思わず上目遣いに彼らを見上げた。
「ごめんね、突然。つらいなら本当、降りてくれていいからさ」
「安心してください、居たいからいるんですよ」
 そう言って小十郎は品よく目を細める。エルバーンというのはどうやらこういう生き物らしい。
「それにさっきのピンチは、変な汗と一緒に興奮したっすよ」
 唇の間から少し歯を覗かせてウエインが笑うと、応えるかのように小十郎も歯を見せた。
 ‥‥男の間には、女にはわからない何かがあるらしい。
「アーシュー」
「あ、はーい」
 二人に軽く手を振った後、足場の悪い岩場の道にブーツの踵をとられつつ、なおの元へと走る。
気が変わらないように、何事も早い行動を。
「もう時間もないし進むとしよう。Sは先陣きって走っているが場所としては‥‥」
 ごそごそと、カバンの奥底に埋もれている地図を取りだそうと苦戦するなお顔の前に、Rはそっけなく、持っていた自らの地図を渡す。
「ありがとう」なんて平和的な笑顔を向け、なおは地図を広げた。‥‥私だったらカチンときてるかも。何気ないところで性格の違いがよくわかる‥‥



「目的地はここ。H-6及び7あたり」
 赤い丸印は、現在地よりかなり離れた所につけられた。
「北ねぇ…歩くなぁ。足場も悪くなりそうだし」
 岩場の衝撃は、すぐに足に響くものだ。正直今ですら、明日の私の足の状況を想像したくない。
「足場だけじゃないぞ、ここには厄介な奴もいる」
 長い指で強調するように、その赤い印をなぞるR。この手は好きだ。男らしくて。
「厄介?なにそれ?」
「ソウルフレアだ。」



 終わった時には皆、ゼイゼイと息が上がっていた。白魔の君である姫達は途切れることなくポイゾナとイレースを唱えている。
 イカの大王のようなソウルフレアという魔物は、厄介な技ばかり使う上に見破りを使ってくる、本当にいやな相手だった。
 この辺りにはNMの骨モンスターが出てくるためか、少し強い骨モンスターも混じって出現し、手は抜けない。
 目的地はもう少し先だというのに、何度戦闘を繰り返しただろう。
「まったく、お前は厄介なことばっかり頼んでくるなぁ」
 そう私を一瞥し、ガチャンガチャンと重苦しい鎧を鳴らしながらRは先へ進む。
 悪気がないのも、あの物言いが天然なのもわかってるけど、さ! さっ!
「おーい、奥に変なものあるぞー?」
 専行していたSさんの声に、みんな足が速まる。が、ふーさんの足だけは速くならなかった。
 目に見えての限界だ。
 私は急ぐ足を止め、ふーさんの横にならぶと、彼自慢の新しいアーティファクトの裾を軽く二回引っ張った。他の仲間に悟られないように。
「ん? どうした?」
「ふーさん、あーは言ったけど本当に辛かったら帰って。私が言うのも変だけど、無理はよくないし」
 きょとんとした顔で私を見た後、彼の口髭がゆっくりと動いたと同時に、私の帽子の上に大きな手が覆いかぶさり、そのままぐしゃぐしゃぐしゃっと頭を撫でられた。
「なーにしおらしいこと言ってるの」
「それどういう意味よ」
「アーシュが言ったからいるんじゃないの。うぬぼれんなよー」
「なによ、それ」
 帽子をとり、髪を整える私を見ながら、ふーさんの髭がまた柔らかく動く。
「みんな居たくて居るんだよ。誰かが何か言ったとか、そんなのはきっかけさ。なにせ俺達は気ままな冒険者だぞ? 選択権を相手に渡す訳はない」
 私は静かに帽子を被り直した。
「アーシュが言ったわがままでも、それに付き合う気があるから居る。それ以上でもそれ以下でもないさ」
“いくよ”という何気ない彼の掛け声が染みる。
 人というのは不思議なもので、大きく伝えようとした台詞や行動より、何気ない言葉や仕草に本質が見える。
 何かを伝える時、人は装う。嘘を言っている訳ではないが、そこには誇張されたものがある。
 だから‥‥だからこの言葉はその通りで。
 だから、染み渡って。
「アーシュ〜?」
「はいはいはいはい」
 呼ばれ、慌てて走り出す。
 こんなことでいつも感動している私は、変だ。
 自分自身にクスリと苦笑いして後を追うと、辺りが今までとまったく違う雰囲気に包まれた。
 細い通路。洞窟…といっていいだろうか? ちょっといり組んだ場所。
 あんなにあったモンスターの気配がまったくない。
「ここ…は?」
 少し緊張しながらあたりを見回す。
 雰囲気‥‥空気‥‥岩の‥‥いや、辺りの光の屈折がおかしい。
 警戒する私を察するように少し笑うと、Sは「なんもねぇよ」という。
「正確に言うと、あるがな」
 Rはそう言って顎で奥を指すと探索を済ませたSと二人、来た方向へと出て行く。
“ある”と言われた奥へ進むと、岩壁に人為を感じる巨大な石が現れた。
 まぁるい円を縁取られ、中心には、深い緑色をたたえる、辺りとは明らかに違った石がそこに存在していた。

謎の地図 

「なにこれ?」
 恐る恐る、しかし私の手はそれに惹かれるように、深緑に輝く中心の部分に触れようとする。
「なんもなかったぞ」
「なかったぞ」
「うわぁ!」
 計ったように声をかけてきた奏とシルくんをチロリと睨む。
 本当にこの二人は‥‥
「一通り調べたけれど何もなかった。この辺りにキャンプをはるのが正解だろうな。」
「本当に何にもないの、なおさん? こんなドゥプッカ島奥にあって…」
「あぁ、何にも。もしかすると海底遺跡に関係あるかもしれないけど」
 そう言葉を残し、なおも来た道を戻っていった。
 見送る。そして──
「またくることになるね」
 二人の白姫は微笑んでこちらを見る。
「その時は又よろしくお願いしますよ」
 上品に笑った小十郎は、もう戦闘を始めてしまった前衛に呼ばれ、慌てて飛び出して行く。

 私は──

 この石を眺めていると、ふと、なにがしたかったのか、思いが巡ってきた。
 ‥‥私は、どうしてここへ来たいと言い出したんだっけ?
 NM‥‥うん、NM。確かそう。
 でも、でもね。多分それは違う。
 そうじゃなくて私はただ、少しでも、一緒にいたかったんだ。
 一緒に、冒険する時間が欲しかったんだ。
 大好きな仲間。でも別れなんていつも突然やってきてた。
 突然。本当に突然やってきて‥‥だから、たから…
 焦るように、その時間が欲しかった。
 少しでも長く、少しでも一緒にいるというその時間が。
 それが何より──

「アーシュ!! なにやってんだ、ディスペル!!」
 かなり入り口の方で戦闘をやっているはずのRの声が、この奥まで響き渡る。
 洞窟の構造上のせいか、それとも彼の気分の表れか。
(どっちもかな?)
「はいはい、今行きますよー! 奏さんに頼めないのー?」
 声を張り上げ踵を返す‥‥前に私は、少しシャポーを上げ、謎の石に軽く額を当てた。
 もう一度くるから。
 もう一度また、大切な仲間とくるから。貴方の謎を解明しに。
 あせらず、又くるよ。
「アーシュ!!!」
「は・あ・い!! 聞こえてるよ、もう!」

 冒険は、まだまだ終わらないから。



※感謝の印にはならないかもしれないけど、いつも遊んでくれる皆、本当にありがとうね。
 もっとマシなの書けばいいのだが、まぁ、そこは許してw
author: あーしゅ
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